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2005年10月31日

メキシコ民族舞踊家:新井有美子

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【UPDATED MORE】 新井有美子の踊りの動画をふやし、新しい画像を入れました。

メキシコの民族舞踊を日本で専門にやっている人は何人かいるけれど、この新井有美子さんはちょっと特別かも知れない。

実は新井さんはぼくの高校の2年先輩だ。彼女は6歳から踊りをはじめたが、本格的にメキシコ舞踊をはじめたのは、ずっと後のことだ。彼女は高校のその当時から本格的にメキシコ舞踊をやっていたわけではない。でも、その頃から、かなり周りにはその踊りの才能を認められていた。

商社の仕事をしてメキシコに長期の勤務をした彼女の父親に家族みんながついていった。もちろん、彼女も一緒だ。そして、新井有美子はメキシコという国に惚れてしまった。帰国して日本で遅い就職をしたものの、やはりメキシコへの思いやまず、10年あまりを日本とメキシコを行き来しながら、メキシコの国立民族舞踊学院で踊りの勉強をして過ごした。その後、メキシコ民族舞踊のソリストとして、メキシコで活躍した。

この学院はメキシコの国立だが、民族舞踊以外の踊りも教えている。彼女はその学院の卒業生だが、後にも先にも、メキシコ人以外の外国人がここで学び、卒業した例はいまだにない。日本人でただ一人、というのみならず、メキシコ人以外でもただ一人の外国人の卒業生なのだ。もともと、外国人はこの学校には入れないことになっているのだが。。。。

彼女は踊りをする前、あるいはその後に、必ずその踊りについて解説をしてくれる。「この踊りは、XX地方で、XXのときに、こういうことがあって、そのときに作られた踊りなのよ」。その解説は、メキシコを愛し、メキシコを肌で知っている人しか語ることができない、深く、そして聞いていて楽しい解説だ。単に練習を重ねて踊りがうまい、というだけではない奥の深さを彼女の踊りに見るのは、この知識と愛情の裏付けを持つ、彼女の教養によるものだ。

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彼女の踊りは民族舞踊だから、現代の踊りのような鋭い派手さ、というものはない。しかし、その基礎がしっかりしているから、「筋金入り」という表現が当たっている。本当にすばらしい正統派のメキシコ舞踊だ。それでいて堅苦しくない。

彼女の「踊りが好き!」という喜びの表情やしぐさが見えるたび、リハーサルの最中でも、彼女の踊りへの情熱がひしひしとこちらに伝わってくる。根っから「踊りが好き」な人なのだ。

その彼女自身は、生きる望みをも失うほどの大病をしたり、自分の家族のことなども含め、いろいろなことで人並み以上の苦労をしてきた苦労人だ。でも、踊っているときの彼女の表情は、そんな苦労をまず感じさせない。むしろ、その苦労があるからだとも思うけれども、踊っているときの彼女がやはり一段と輝く。彼女の踊っているときの微笑は、自分のたどってきた人生の道のみならず、他の人の苦労もまたねぎらうことができる、最高の微笑だ。

彼女が重い民族衣装を軽々と振り回して踊る姿は、ちょっと見ると誰にでもできそうに見えるが、実は男でも簡単にはできない。とにかく衣装が重いのだ。知っている人は、どうやってあんなものをあんなに華麗に動かせるのか?と驚く。加えて、彼女が舞台から降りたところ見ると、びっくりするくらい華奢で小柄な人だから、さらに驚きが増す。ちなみに、彼女の身長は153センチしかない。普通のサイズの服ではちょっと大きいので、いきつけの、特に小さいサイズの洋服を扱うお店で、ほとんど自分の服を探す。アメリカなどではおそらく小学生か中学生と間違われるかもしれない(失礼)。

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メキシコと言う国は、昔から純粋なラテン世界である欧州のスペイン語圏と、その植民地であった中米諸国、そして西欧世界の覇者としてのアメリカ合衆国を結ぶハブのような場所だ。実際、キューバ革命の雄、チェ・ゲバラはメキシコシティで多くの同志を得て、キューバ革命に備えた。ラテン諸国のあらゆるものが集まる騒然としたところだ。

ラテン特有のいい加減で自堕落な面もあるが、一方で底抜けに明るく、なんでも受け入れるキャパシティとバイタリティがあふれる国。それがメキシコだ。

そこで新井有美子が見て、そして感じた、土煙のなかにけぶるメキシコの匂いと、彼女に生まれつき備わった「天使の微笑」が、彼女自身のみならずその踊りを見る人、習う人の日々の苦しみをはるかに超えて、踊ることの楽しさを、多くの人に伝えている。「生きてることは、それだけで感謝すべきことなのよ」と、彼女の踊りが、言葉ではなく語っている。

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一度、彼女のステージをごらんになることをお勧めする。

なお、彼女はプライベートでは、ごく若い頃から、インコなどの鳥が大好きな「鳥」キチガイである。

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新井有美子自身のホームページ(新井有美子さんあてのメールはこちらからどうぞ!)

新井有美子のステージを体験できます!

新井有美子メキシコ舞踊団の記録

2005年8月6日・多摩ニュータウンでの屋外コンサート(新井有美子の素顔でのリハーサル風景があります)

新井有美子の踊りをムービーで! (その1)(40MB WMV形式)
新井有美子の踊りをムービーで! (その2)(40MB WMV形式)
新井有美子の踊りをムービーで! (その3)(40MB WMV形式)
新井有美子の踊りをムービーで! (その4)(100MB WMV形式)
新井有美子の踊りをムービーで! (その5)(40MB WMV形式)
新井有美子の踊りをムービーで! (その6)(40MB WMV形式)

※ 動画ファイルのPCへの保存は右クリックして「対象をファイルに保存」を選びます。

新井有美子にメキシカンダンスを習う:
新井有美子によるメキシカンダンス教室

よみうり・日本テレビ文化センター講座一覧

新井有美子が彼女の師であるチューチョ・デ・メヒコ氏の古希を祝うパーティで踊る:
チューチョ・デ・メヒコ氏パーティの写真

新井有美子のステージに関するお問い合わせ:
デルフィネス

投稿者 nori-m : 2005年10月31日 22:20

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