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2005年03月17日
頭を冷やそう

ぼくも、不覚にも、いろいろとこのところの流れに乗せられてしまって、「ライブドア対フジサンケイ」の騒ぎについて、いろいろ書いてきた。でも、ちょっと待てよ。なんか違うのじゃないか?って、このところ思い始めた。
いや、この記事で私が書いている通り、マスコミはじめ、いろいろな情報源から得る「堀江氏の印象」は、どうも自分としては良くない。翻って、フジサンケイの役員の面々が、なにかできるとも思えない。でも、よく考えれば、そんなこと、どうでもいいことなんじゃないか?
まず「テレビ」という産業自体が、衰退しているんじゃないだろうか?と言う大きな疑問がある。ネットは「個と個」を直に結ぶメディアとして短い間に大変な発展を遂げた。実際、究極のエンターティンメントとは、要するに個人同士のつながりだ。その煽りを食って、新聞やテレビという従来のマスコミは、すでに「どうも良いもの」と成り果てつつある。つまり、テレビなんて、今後成長が望めたとしても、実はたいしたことはない、という「斜陽産業」になりつつあるんじゃないかな?
実際、高額所得者、高学歴の家庭ではテレビを見る時間が減っている、と言う統計があるそうだ。また、その一方で、そういう家庭では、パソコンの前に座って、インターネットをしている時間が、長くなっている、という。
放送法という法律の枠から外れた「通信」としてインターネットで配信されるストリーミング画像は、これから大きな発展を遂げ、テレビの牙城を食いつぶしていくだろう、ともいわれている。放送という事業自体が古いものになりつつあるのではないだろうか?
そうなると、「テレビ局」を買ったところで、買ったほうが、ごく近い将来、貧乏くじをひく、という可能性も大変に大きい。つまり、この勝負にどちらが勝ったにしても、勝ち負けがある日突然逆転するかもしれない。テレビ局の株ってのは、そういう意味で十分に安定した、というところから、大変にリスキーものになりつつあるんじゃないだろうか?
目の前のプロレスさながらの大立ち回りを楽しんでいるうちはいいが、その勝負で手にした「テレビ」そのものが、実は斜陽なんだとしたら、彼らはなにをとりあいっこしているのだろう?
「まだテレビは大丈夫だ」って?それ、来年まで?それとも明日まで?
コンテンツがある、って?コンテンツだって、古いものは価値がなくなるでしょ?ただ抱えていればいい、ってもんでもない。ただ抱えているうちに腐らせてきた膨大なコンテンツが、テレビ局のまわりにはごろごろしているよ。あれって、かたちを変えた不良債権だよね。
時代の流れは、ぼくらが思うよりも、実は速かったりする。いつもいつも、そうやって、みんな損させられてきたよね?
マネーゲームに熱中して、本当に大切なことを、ぼくらはみんな忘れているんじゃないかな?。
簡単に言えば、この関係の投資ばっかり見てる人たちに言いたいね。関係者全員に。
クズになる可能性の高い会社買ってどうするの?
それだけだよ。
投稿者 nori-m : 2005年03月17日 21:07