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2005年03月24日

SNSとBlog

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最近ネット上の話題、それもかなり大きく成長している(してしまった?)ところといえばSNS(ソーシャル・ネットワーキング)とBlog(ブログ)ということになる。

面白いのは、どちらも技術的に最先端というものではなく、むしろハイテクではない、「人のつながり」を中心に物事を考えているシステムだ、というところだ。実際、技術的なものでの最先端、ってのは大衆化していないものだからこそ最先端なのだし、これはうなずける。

技術のみにスポットを当てて、あえていえば、Blogは個人用の定型化されたホームページ作成ツールに過ぎない。そして、SNSに到っては、全く技術的な面白さはなく、「人をどうやって集めるか」というノウハウにこそ、その中心がある。

自動車などと同じように、大衆化された部分にはもちろん本物のハイテクは見えないようになっている。利用する人が「自分も作る」などと言い出しては商売が上がったりだからだ。実際、シロウトにはインターネットは利用はできても、その仕組みを作ることはできないように、ちゃんとハードルが作ってある。だから専門家のいる場所がある。

面白いことに、SNSとBlogには、そういう意味で「技術ではなく人」という共通点がある。

さらに面白いことに、この2つには、もう1つ共通点がある。儲からない、ということだ。

インターネットそのものが、もともと遠隔地同士の人と人とのつながりをいかに低いコストで行うか、ということを考えて作られたものだから、儲からない、ってのは、しょうがないんじゃないかなぁ。みんな「インターネットで儲ける」とか「高付加価値」とかいうけれど、ベースになっているインターネットそのものが、もともと「安い」ことを売りものにした技術だったんですよね。

だから、インターネットについては、それが最先端のものに近くなればなるほど、高付加価値ではなくなってくる。安くなる。だから、それを知っていて、最初にやって、世間に広まる前のほんの一瞬だけ、高付加価値の瞬間がわずかに訪れる。だから、ネット上の商売のアイデアとかいうものは、儲けたら、すぐにそのマーケットから手を引かないと、商売としてはとんでもないことになる。そういうものなんだね。だから、すばやいレスポンスでビジネスをくるくると変えていかなければならない。スピードが必要になる。簡単に言えば、最初にやったやつが、最初だけ儲けるけれど、みんなそれを知っていくにつれて、すぐに儲からなくなる、ってことだ。

つまり、商社と同じで、情報格差=利益、となるんだな。で、情報格差がなくなったとき、高付加価値ではなくなる。商社ってのは「地域」ごとにある情報格差を利益に変換したけれど、ネット企業は時間軸上にある情報格差を使っているから、時間の流れを追うことやそれをリードしていくことが大事なんだよ。

BlogもSNSも、いま、その「情報格差」ができる時代じゃなくなったように思える。

いま、このSNSとBlogのいちばんいいときに、これらの事業をやめて、さらに新しいことに挑まないと、商売としては泥沼に入るように思う。

「私たち、バカじゃないからやめるんです」っていうあのキャンディーズの舞台で言った一言は、本当はネットで仕事をするぼくたちにこそ、必要なことばだったんじゃないだろうか?

投稿者 nori-m : 2005年03月24日 15:28

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トラックバック時刻: 2005年03月24日 18:12

コメント

>商社と同じで、情報格差=利益、となるんだな。で、情報格差がなくなったとき、高付加価値ではなくなる。
資本主義全般にこんなこと思います。いろんな「格差」で儲けていくのが資本主義だなぁと。
どういう格差を利用していくのかが、個々の課題なんでしょうね。

投稿者 ひろ : 2005年03月24日 18:11