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2005年02月19日
堀江氏の見え方

mixiの某氏の「日記」に、「飼っているインコが、あのライブドアの堀江氏がテレビに出ると、その姿に向かって罵声を突然浴びせる」ということがあったのだそうだ。それも、毎回テレビに出る都度に、だ、そうである。
そういうことが、何度もあったそうだ。
堀江氏の経営手腕をぼくは注目して見ているわけではないし、その報道もあまり興味がない。また、堀江氏の近くにいる人間の話を聞くことはあっても、ぼくにとっては違う世界のことだと思っているから、その方面の批評はここでは控えておく。ぼくっはその方面に詳しくもない。このblogのこの記事には必要ないことでもある。
面白いことに、他の人に聞いても「堀江氏は、言ってることは立派、というかある意味当たり前のことを言っている。でも、どこか不快感がある。同じことを楽天の三木谷氏が言っても、そういう不快感はないのに、なぜだろう?」と言う。みな私の周りにいる女性は同じことを言う。男性もかなり多くの私の周りの人が同じことを言うのだ。
堀江氏とはだいぶ格の違う人の話で恐縮だが、その昔、Microsoftのゲーツ会長が米国の3大ネットワークの1つのテレビに出演したことがあった。そのときの映像を見ていたら、面白いことに気がついた。質問をゲーツ氏に対してする人は、カメラに正面から話し掛ける。「で、ゲーツさん、どうお考えなのですか?」と、真正面の映像が言う。すると、ゲーツ氏がこたえる場面では、彼はカメラに向かって、若干横を向いてこたえる。「それは、かくかくしかじか、こういうことなんだ、とわれわれは理解しています。」顔は横を向いたままだ。
さらにインタビュアーは「ゲーツさん、私はあなたにXXついてこたえていただきたい、と言っているのですが、今のお答えは若干的を外しているように思うのですが。ちゃんと正面からお答えをいただけないでしょうか?」と、たたみかける。もちろん、カメラから見て正面の映像で、だ。
でも、それにこたえるゲーツ氏の映像は、やはり「斜め横向き」だ。彼がなにを答えようとも、ゲーツ氏の印象は悪い。不誠実に答えをしているように見えるし、それを助長するような、「見せ方」を、メディアがしている。「ゲーツは不誠実な悪だ!」というメッセージを、テレビはその無言のやりかたで、まるで「作っている」ように見える。「なんというデキレースだ!」と、ぼくは声を出したことがある。
ひょっとすると、堀江氏のテレビでの「表出のされかた」が、似たようなことになっていないだろうか?彼の言う「もっともなこと」が、「もっとも」ではないように見せる、なんらかのやり方を、彼に対して使っていないだろうか?
マスコミ報道を見るとき、ぼくたちはそういう「人の見せ方」にも、充分に注意してみる必要がある。
投稿者 nori-m : 2005年02月19日 20:38